2010年04月03日

株式会社マザーハウス山崎副社長×「経済性と社会性を両立するマネジメント」

2010年3月8日、株式会社マザーハウス山崎大祐副社長を慶應ビジネススクール(KBS)にお招きし、「経済性と社会性を両立するマネジメント」というテーマでご講演いただきました。

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当日はKBSだけでなく、同じ建物内にあるシステムデザイン・マネジメント研究科(SDM)からも多くご参加いただきました。今回の講演会の目的は、「経済性と社会性を両立させる経営とはどんなものか?」を知ることでした。マザーハウス社は自分たちを「ソーシャルビジネスだ」とは位置付けていないけれど、第三者視点で見てもその社会性は顕著です。しかも高品質のバッグという経済性も達成している。これは、本来ならば全ての企業のあるべき姿である一方で、その実現は大変難しく、多くの経営者が悩みながら実現しているところ。それを具体的にどうやってやっているのか、現場で実際の経営にあたっている人のリアルな話を伺いました。また、多くのソーシャル色の強いビジネスを扱った記事や事例紹介は、ミッションにばかりフォーカスがあたっていたり、賞賛ムードが強すぎて、経営主体としての本質を知るまでに至らないことが少なくありません。そこで本企画ではスピーカーのご理解のもと、クリティカル・シンキングを行うことを目的に、社会性があることは前提としてそれをどう事業性に結びつけているのか?というところを中心に話していただきました。

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実際にお話を伺うと、非常にビジョナリーな経営を指向しつつも、社会性とストーリー性が経営上のバイアスとならないよう明快な客観的数値指標を持っていたり、若くて意識の高いスタッフがたくさんいると同時に「定年退職されると困る」ような高齢スタッフを抱えていたり、等々の工夫が豊富にあり、大変勉強になりました。

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後日参加者の感想を伺ったところ、ソーシャルビジネスへの興味はなくても、普通にビジネスを営んでいる人として学べるところが非常に多かったという声が集まりました。私としても、マザーハウス社はソーシャル云々以上に、ビジネスの本質をきちんとやっている企業だという印象を受け、イノベーションにつながるヒントをたくさんいただきました。また、経営者というのはやり方次第で人を幸せにも不幸せにもできると私は考えているのですが、同社は前者の好例だなと感じます。KBSの公式ホームページにもレポートが載っておりますので、ぜひご覧ください。

そしてこの講演会をきっかけにして、KBS有志でこの「Management Impact」を立ち上げました。なので(後付けですが)この回を我々の中では「第0回」と位置付け、今後定期的に開催していきたいと考えております。開催のご案内をご希望の方は、info-mgntimpact@googlegroups.comまでお問い合わせください。


(文責:国保)


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