2010年08月30日

第5回「日本発・世界の課題に挑戦するNPO法人SOKET 〜志によるイノベーションのマネジメント〜」

■日時
8月30日(月)
 10:00-12:00ディスカッションセミナー
 12:00-13:00懇親会

■ 場所 
協生館4F 階段教室1

■ゲスト
金平直人氏略歴
2000年  慶応義塾大学卒業
2000-2005年 マッキンゼー&カンパニー入社
2005-2008年 MITスローンスクールMBA,MITメディアラボ
2006-2008年 ハーバードケネディスクール
2006-2008年 UNDP GSB (Growing Sustainable Business initiative)
マケドニア支部
世銀グループ国際金融公社本部
コソボICO/欧州連合特別代表部にて途上国ビジネス促進に携わる
2008-2010年 マッキンゼー&カンパニー
2010年    soket設立、9月より世界銀行

金平さんは、グローバル化により地球規模での経済圏の相互依存が進む中で、依然として内向き思考の強い日本企業の在り方を問題視し、「先進国のみを視野に入れるビジネスモデルは正しくないのではないか」という問題意識に対して具体的に活動する組織として(NPO法人)SOKETを立ち上げました。(NPO法人)SOKETでは、世界の課題解決への志を共有するプロフェッショナル達が、本業の所属先を超えて協業し、共にイノベーションを起こし、そこで得た学びを持ち帰って、それぞれの本業においても変化を起こすことを目的としています。

現在SOKETでは、バングラデシュの大手NGO等と共同で、太陽光発電と電気自動車を潅漑に応用する取り組みが行われています。電気自動車で使用されるリチウムイオン電池は、ハイスペック故に高価格であることがメーカーの悩みですが、その使用後の電池を出力性能への要求が低い用途での二次利用を最初からデザインすることで、価格を下げられる可能性があります。そこで、灌漑をはじめとするバングラディッシュ農村地帯の電力ニーズを満たすことと、電気自動車の低価格化を同時に達成するプロジェクトを提案されています。

このように、日本企業がビジネスモデルの本流で、発展途上国の抱える課題に取り組む仕組みをご自身で考案し、既に実現のために動き出している金平さんとのディスカッションは、今後KBS卒業生として皆様が企業経営に携わっていく中での自分軸を形成するためのよい機会になると思います。

また、当日は非金銭的な対価でメンバーをドライブしている SOKETの組織マネジメントについても皆さまとディスカッション したいと考えています。

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