2010年04月03日

株式会社マザーハウス山崎副社長×「経済性と社会性を両立するマネジメント」

2010年3月8日、株式会社マザーハウス山崎大祐副社長を慶應ビジネススクール(KBS)にお招きし、「経済性と社会性を両立するマネジメント」というテーマでご講演いただきました。

DSC_7504.jpg

当日はKBSだけでなく、同じ建物内にあるシステムデザイン・マネジメント研究科(SDM)からも多くご参加いただきました。今回の講演会の目的は、「経済性と社会性を両立させる経営とはどんなものか?」を知ることでした。マザーハウス社は自分たちを「ソーシャルビジネスだ」とは位置付けていないけれど、第三者視点で見てもその社会性は顕著です。しかも高品質のバッグという経済性も達成している。これは、本来ならば全ての企業のあるべき姿である一方で、その実現は大変難しく、多くの経営者が悩みながら実現しているところ。それを具体的にどうやってやっているのか、現場で実際の経営にあたっている人のリアルな話を伺いました。また、多くのソーシャル色の強いビジネスを扱った記事や事例紹介は、ミッションにばかりフォーカスがあたっていたり、賞賛ムードが強すぎて、経営主体としての本質を知るまでに至らないことが少なくありません。そこで本企画ではスピーカーのご理解のもと、クリティカル・シンキングを行うことを目的に、社会性があることは前提としてそれをどう事業性に結びつけているのか?というところを中心に話していただきました。

DSC_7512.jpg DSC_7517.jpg

実際にお話を伺うと、非常にビジョナリーな経営を指向しつつも、社会性とストーリー性が経営上のバイアスとならないよう明快な客観的数値指標を持っていたり、若くて意識の高いスタッフがたくさんいると同時に「定年退職されると困る」ような高齢スタッフを抱えていたり、等々の工夫が豊富にあり、大変勉強になりました。

DSC_7555.jpg DSC_7549.jpg

後日参加者の感想を伺ったところ、ソーシャルビジネスへの興味はなくても、普通にビジネスを営んでいる人として学べるところが非常に多かったという声が集まりました。私としても、マザーハウス社はソーシャル云々以上に、ビジネスの本質をきちんとやっている企業だという印象を受け、イノベーションにつながるヒントをたくさんいただきました。また、経営者というのはやり方次第で人を幸せにも不幸せにもできると私は考えているのですが、同社は前者の好例だなと感じます。KBSの公式ホームページにもレポートが載っておりますので、ぜひご覧ください。

そしてこの講演会をきっかけにして、KBS有志でこの「Management Impact」を立ち上げました。なので(後付けですが)この回を我々の中では「第0回」と位置付け、今後定期的に開催していきたいと考えております。開催のご案内をご希望の方は、info-mgntimpact@googlegroups.comまでお問い合わせください。


(文責:国保)

2010年04月02日

Management Impactについて

■コンセプト

”Impactを Managementする”

■”Impactを Managementする”って??

全ての企業活動は、世の中にインパクトをもたらす。

経済的インパクト、社会的インパクト、情緒的インパクト、などなど、、、

自社の経営がどのようなインパクトをもたらすのか、
ビジネスリーダーは常に意識している。

自分の影響力を知っている。

そして、その影響力を何のために発揮するのか、
自分自身の判断軸を持っている。




実学の重要性を唱えた福沢諭吉は、晩年に著した『修身要領』の中で
「修身学とは身の行いを修め、人に交わり、
この世を渡るべき天然の道理を述べたる者なり」と、
実学としての修身学(≒倫理学)を説いたそうです。

また、KBSが模範としたHarvard Business Schoolでは、
各学期の最後に「特別な授業」を行うそうです。
これは、教授陣が自らの個人的体験やエピソードを交えた
アドバイスを通じて「いかに生きるべきか」を考えさせるものです。
(cf.『ハーバードからの贈り物(原題:"Remember who you are")』)

つまり、リーダーは自分自身の”インパクト”を、
しっかり”マネジメント”する必要があるということでしょうか。
これら、日米のトップスクールを標榜する慶應やHarvardの教育観は、
「新時代において変革を先導するビジネスリーダーの輩出」という
KBSのミッションにも織り込まれています。
しかしながら、設立発起人の個人的な反省としては
普段の多忙な学生生活において、そうした視点から徹底的に議論する機会は
なかなか持ちづらいのが現状です。

そこで、普段のアカデミックな理論や、スキル移転的なアプローチとは別に、
様々なバックグラウンドをお持ちの協生館の学生たちと、
多様な価値観を共有しながら、一人一人が自分なりの判断軸を培うのに
役立つ議論の場を設けたい、というのが発足趣旨です。

なお、最近流行りの社会的企業の定義論や「べき論」に偏ることは
本意ではありません。
ここは社会人大学院ですので、あくまでもビジネスをドメインに、
プラクティカルかつリアルな議論が展開できればと願っています。

■開催概要

・日程:月1回2時間程度(曜日未定、基本は平日)

・場所:慶應義塾大学日吉キャンパス協生館4F 階段教室
    http://www.kcc.keio.ac.jp/access/index.html

・対象:ビジネスリーダーを目指す協生館の学生及びそのOB

    ※学内のサークル活動であるため、学生がディスカッション
    をしやすい環境をつくることを最優先しています。そして
    効果的なディスカッション運営のためには30人程度が適切
    だと考えており、そのため大変勝手ながら基本的に公募は
    せず、上記+ゲストスピーカーのご招待に限定させて頂いて
    おります旨、どうぞご了承ください。
    但し、学びは広く共有したいと考えていますため、学外の
    皆さまも楽しめるようtwitterでの実況中継(ハッシュタグ
    #mgtipt)などを可能な限り実施していきます。また開催後
    にはこのブログ上でディスカッションの内容をレポート
    しますので、そちらもお楽しみいただければ幸いです。

・形式:ディスカッションセミナー
    ・ゲストスピーカーによるプレゼン(問題提起)
    ・フリーディスカッション(自分軸の形成)

・ゲスト:世の中にインパクトを与えているリーダーの方々

・参加方法:参加ご加希望の方は案内用MLに登録させて頂きますので、
      info-mgntimpact@googlegroups.com (@は半角)
      までご連絡くださいmail to
      当MLは、協生館の学生&OB、過去のスピーカー、過去の
      学外参加者で構成されています。

・設立発起人:国保祥子(KBS D15)、下城えりか、平田麻莉(KBS M32)


Management Impact 企画運営チーム


(文責:平田)
posted by Mgt-Ipt at 20:35| Comment(0) | About us | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。